Mar.19, 2024

 

 今年のイカナゴ漁も昨年に続き不良で大阪湾のイカナゴ漁も1日で終了したようで1キロ6千円とか高値が報道されて庶民の楽しみももう終わりのようだ。皆さん神戸の人たちはこの時期家で沢山のイカナゴを買いイカナゴの釘煮を作り知人や遠くの家族に春の挨拶を配っていたのもそれもこう高くなったらダメなようだ。私たちも遠くオレゴンに住む弟の正徳が春近くにはもうすぐイカナゴの季節だねえ、と電話してくるので千恵子は我が家と正徳家のためにせっせとイカナゴの釘煮を作っていたものだが、2021年3月1日に正徳が80歳で亡くなったのでそれからはイカナゴを送ることも無く、また2023年3月千恵子が心臓病の手術で入院したのでその年からいかなごの釘煮は作れなくなった、身体の具合も、イカナゴの相場も影響して作のを止めてしまった。
 イカナゴの季節春のこの時期、正徳や兄弟のことをあれこれ思い出すことが多くなったこの頃で、そういえば正徳はイカナゴのお礼に初夏にサクランボをいつも送ってくれたものだったが今やそれも無くなった。千恵子のイカナゴの釘煮も美味しかったがアメリカンチェリーも大きくて甘く美味しかった。

 




故郷取り戻すその日まで